2022年10月19日に配信開始されたNetflixオリジナル映画「スクールフォーグッドアンドイービル」の感想を書いていきます。
ネタバレ注意です
Netflix『スクール・フォー・グッド・アンド・イービル』作品情報
おとぎ話の世界で善悪のバランスを保つための「主人公と悪役」を養成する魔法学院にひょんな事から入学する事になってしまった親友のソフィーとアガサ。ファンタジーな世界に迷い込んだ二人はすれ違いながらも・・・
ジャンル:ハリポタ系子供向けファンタジー作品
時間:2時間29分
左:アガサ(ソフィア・ワイリー)
アメリカの女優、歌手、ダンサー。ダンスでキャリアをスタートさせた後、ディズニー チャンネルのコメディ ドラマ シリーズ アンディ マックでバフィー ドリスコルとしての役割を通じて注目を集める。 現在もディズニーとの仕事を続けている。
右:ソフィ(ソフィア・アン・カルーソ)
ブロードウェイのミュージカル「ビートルジュース」でリディア・ディーツの役を演じたことで知られるアメリカの女優兼歌手であり、その役でシアター・ワールド・アワードを受賞している。
Netflix『スクール・フォー・グッド・アンド・イービル』の評価・感想
原作はアメリカの人気児童書作家の作品なので子供向け
結論から言えば、全くの事前情報無しに見た自分が悪いのですが、アラフォー男子には少し子供向けすぎる作品でした。。
正直言うと、つまらなかったです。(しかも長い。)
後で知ったのですが、今回視聴した『スクール・フォー・グッド・アンド・イービル』の原作は、アメリカの人気児童書作家ソーマン・チャイナニが2013年~スタートした児童書。
2013~2016年まで全6巻で完結した、人気作品だったようです。
この感想では酷評が続きますが、誰が悪いかと言えば、原作が児童書の子供向け映画を一人で見たアラフォーおじさんのこの私。
以降の感想はプリキュア映画を誤って見て、文句言ってるおじさんの愚痴だと思ってください。。。
超王道ファンタジー
映画の出だしは「おっ、B級アクション映画かな?」と思える部分があったのですが、始まったストーリーは絵本を読むような語り手のナレーションがつく王道ファンタジー。(ハリポタ系)
ストーリーをザックリ言うと、「主人公(善)と悪役(悪)を養成する魔法学校に入学した主役の女の子2人が、癖の強い魔法学校在校生と色々ありながら、大きな事件に発展していく。」と言った感じなのですが、
王子様役みたいなキャラもいたりして、絵本ファンタジー系が本当に大好きな人か、小学校くらいの女の子が楽しんで見るストーリーかなぁと思いました。
「ヒーローとキスしたら〇〇。」みたいな王道的展開もモリモリで大人が見ると、くだらなさを感じてしまうかもしれません。
ハリポタ系が好きな人なら楽しめるか?
と言えば、それは違いそう。
ストーリー性もキャラの魅力も個人的にはハリポタよりかなり劣りますし、子供でも男女問わず楽しんで見れるといったストーリーでは無いと思います。
前述した通り、全体的に幼稚で定番なファンタジー展開が続きます。
ただ、子供が見る分には、そんなありきたりなわかりやすい展開も、逆に楽しめたりするのかな?とも思いました。
残虐だったり、怖さを感じるような刺激のあるシーンも無いので、ハリポタより更に、子供に安心して見せられるファンタジー映画と言っても差し支えないと思います。(女性の胸の谷間の露出は多めですが)
2時間29分は長すぎる。。
最もきつかった微妙な点は、時間の長さ。
この手のファンタジー映画は「ロードオブザリング」然り、大体長いのが相場ですが、
この規模の世界観の作品で、2時間29分はさすがに長すぎます。
子供向け映画と言いましたが、子供もさすがに飽きて途中から見なくなってしまうのでは?と思いました。
世界観の作りこみ・雰囲気は豪華で綺麗
前述した通り、ストーリーは「ハリポタ系」で、ハリポタの下位互換。
大人が視聴して感想をのべるべきではない、子供向け映画です。
ただ、ファンタジー世界の作りこみや、映像はオシャレで綺麗。CG系もお金がかかっているのが感じられました。
唯一、大人でも楽しく見れる要素をあげられるなら、この映像と世界観の綺麗さがあげられそうです。
この世界の雰囲気が個人的にツボにハマる人ならワクワクしながら見れるのかもしれません。
まとめ
酷評が続きましたが、純粋に家族で見たり子供が見たりする分にはB級映画的な粗さもなく、作りこみも丁寧なので、楽しく視聴できるのではないかと思います。
今回のレビューは「成人男性が一人で見る映画では無いよ」と言った感じで書かせてもらいました。
作品の終わり方としては、よくある次作を期待させる流れもあったので、原作の続きを元にシリーズ化していくのかも?しれません。