1986年に公開され、トムクルーズの出世作としても有名な名作映画「トップガン」。
2022年5月27日に「トップガン２」的な位置付けの完全続編となる『トップガン マーヴェリック』が公開されましたね。
トップガンの続編公開は当時、熱狂したアラフォー・アラフィフ世代にはたまらない話ですが、約36年もの年月を経て、公開される続編は一体どうなのか。。？
正直あまり期待せずに映画館に足を運んで感じた、感想・評価と簡単なあらすじを書いていきます。(ネタバレ含みます)
トップガン マーヴェリックの個人的評価・感想
評価の前に、「トップガン マーヴェリック」を見て、この感想・評価記事を書いている私はこんな感じ。
- 前作は映画館では見れていないアラフォー世代の男
- DVDで見た前作の記憶は朧げ
- 今作は映画館で視聴
- 戦闘機にはあまり興味がない
- トムクルーズ作品は大好き
- 一緒に見た妻はトップガン初見、戦闘機興味なし
そんな私の『トップガン マーヴェリック』の個人的評価は。。。。
文句なしの星５つ！！⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(５点満点中)
ただ、今作に星５つをつけるためには重大な条件が１つあって、それは『映画館で見た場合に限る(と思う)』という事。
映画館で見てない場合は、もしかしたら★3.8くらいになってしまうかもしれません。。
そして、欲を言えば、映画館ではいつもより少し前の席で見ていただきたい。
トップガンMのおすすめポイント①飛行シーン
今作の「トップガン マーヴェリック」は興奮ポイントは、やはり前作同様ではありますが「ドッグファイトを含む戦闘機の飛行・操縦」シーン。
いつも映画館では、ちょい後ろめに座る私が、たまたま予約席の都合上、スクリーン近くの席に座る事になったのですが、それが大正解でした。
感覚としては、遊園地にある本格的な3D体験アトラクションに乗っているような臨場感を、映画館で味わう事ができました。
墜落する(しそうになる)場面では、「あぁぁぁ、落ちる。落ちる！！」と体が動きそうになってしまうほど。
もちろん、今作の面白い所は飛行シーンだけではありません。
トップガンMのおすすめポイント②キャラ立ちの良さ
今回の「トップガン マーヴェリック」には、トムに加えて複数の(トムに比べて)若手パイロット達が登場するのですが、それぞれにキャラクターが立っている上、ストーリのへの巻き込みもとてもスムーズで、とても愛着が湧いてきます。
ライバル視しながらも、徐々に団結が深まっていくという王道すぎる展開も、キャラに感情移入してしまった後では神展開へと変わりました。
ストーリーは賛否両論あるかもしれませんが、それもまた個人的には良いところ。
トップガンMのおすすめポイント②ストーリーの王道感
ネタバレ多めです
「トップガン マーヴェリック」は、ストーリーに奇抜な発想や、珍しさはありません。
ただ、その王道質感がとても高いため、そこが寧ろ良い所になっています。
あれこれ伏線を張った複雑なストーリーがある映画も、もちろん良いですが、文字通り「見ているだけでいい」安心して楽しめるハリウッド映画に仕上がっています。
ストーリーの流れとしては、ハリウッド的王道感＋過去作の懐かしの人物大集合＋アフターストーリー的な、展開＆作りになっているのですが、そこも本当に良い。
「過去キャラ大集合＋アフターストーリー」を詰め込んでしまった末、ファンだけが喜ぶチープな作品になってしまう作品は多いですが、「トップガン マーヴェリック」に関しては絶妙な感覚でそれらを詰め込みまとめてくれているおかげか、そういったチープさも感じませんでした。
ストーリーのあらすじを箇条書きでざっとまとめると、こんな感じ。
- トップガンに異動になるマーヴェリック。
- 昔の恋人や戦友との再会。（回想シーン含む)
- 死を覚悟する難解なミッションが与えられる。
- ミッション候補生には死んだ親友の息子が。
- 親友の息子はマーヴェリックを恨んでいる。
- 初老のトムを最初はバカにする候補生達。
- マーヴェリックの言動により徐々に信頼していく候補生達
- 一致団結
- ミッションへ。。
それぞれの設定と展開に、どこか既視感が感じられると思いますが、退屈なシーンは１つもありませんでした。
ぜひぜひ、映画館で見てみてください。
ちなみに『「トップガン１」を見てなくても「トップガン マーヴェリック」見ても大丈夫？？』
と、思う方もいらっしゃるでしょうが、安心してください。
大丈夫です。
私の妻も「トップガン1見視聴 & 飛行機興味なし」派でしたが、パンフレット購入レベルで私より寧ろ楽しんでいました。
今作では、前述しましたが、前作のキャラクター大集合ですし、そのアフターストーリー＆マーヴェリックとの関係性を楽しむというのも面白さの一つです。
ただ、「トップガン１」を見ていなくても全然話がわかるレベルです。（一部わからない所あると思うけど後述)
しかも、これが重要なのですが「トップガン マーヴェリック」を見た後に「トップガン１」を見る事により「トップガン1」が「トップガン マーヴェリック」の番外編として、楽しめるという現象が起こります。
「トップガン マーヴェリック」を見て、過去シーンのよくわからなかった事が穴埋めされる感覚。これが「トップガン１」をとても面白くしてくれます。
寧ろ、初見で今から１９８６年公開の「トップガン１」という名作化した映画を見ても、面白みが感じられず、映画館まで行きつかないのでは？と思います。
少しでも興味がある初見の人は、とりあえず「トップガン マーヴェリック」から見る。これでokです。（きっと１も見たくなります。)
これは「トップガン マーヴェリック」の作りが絶妙に良いからこそ成せる技だと思っています。
「トップガン マーヴェリック」が公開された事によって、「完全版」となった「トップガン」。
是非是非、何も考えずとりあえず「トップガン マーヴェリック」から見てみてください。
