Netflixで4月18日に配信がはじまった『iHostage(アイ・ホステージ)』。
2022年にオランダ・アムステルダムのApple Storeで実際に発生した人質事件を基にした、緊迫感あふれるクライムスリラーです。
『iHostage』の作品情報
主人公のイリアンは、出張中にイヤホンを紛失し、アムステルダムのApple Storeを訪れます。
しかし、そこへ自動小銃を持った男が突入し、店内は一瞬にしてパニックに。
多くの客や従業員が逃げる中、イリアンだけが人質として拘束され、犯人は2億ユーロ相当の暗号通貨と逃走用の車を要求。
警察は交渉人リンを中心に、現場の指揮官エイブや、店内に隠れている従業員ミンガスらと連携し、事態の収束を図ります。
この映画は実際の事件を基に、犯人、被害者、警察、交渉人など、さまざまな視点から事件の全貌を描いています。
監督のボビー・ボーマンスは、事件現場近くに住んでいたこともあり、事件の詳細な調査を行いリアルな描写を追求したそう。
『iHostage』の見どころ
『iHostage』はこんな方におすすめです。
・実際に起きた事件を基にしたスリラー映画であり、リアルな描写が特徴
・テンポの良さやエンタメよりも緊迫感のある展開をじっくり見たい
『iHostage』の事件の詳細な再現や、関係者の視点から描かれるストーリーは、視聴者に緊張感と考察を促します。
一方で、ドラマチックな展開やキャラクターの深掘りが少ないため、エンターテインメント性を求める方には物足りないかもしれません。
『iHostage』を見た人の評価と感想
- 色々突っ込みたいところもあるけど、ただ全体的にダラダラ進んでいくだけでよく最後までみれたなあという感じ。
- リアルだった。最初誰が犯人かわからない。スリルもだけど、犯人との駆け引きとかこんな感じなのかなと思いました。
- 実話ベースなだけあって事件は小粒。ただ人質がここまで実際活躍したのは凄い。
ラストの演出もオープニングからの繋がりで映画的に良い。 - 盛り上がるべき数々の局面で盛り上がらず、活かされるべき各種設定も活かされず、すべてにおいて思わせぶりなだけで、どこまでも消化不良。
- ハリウッドみたいに無敵の誰かが助けたりすぐ爆発とかじゃなくて交渉人もいて緊迫感があった。犯人の背景や関わった周りの痛みが伝わる社会派映画。
海外の評価
- かつてオランダの新聞の一面を飾った実話に基づいており、その点で映画に一定の重みを与えています。ですが残念ながら、物語は表面的な再現にとどまり、それ以上深く掘り下げられることはありません。
- 実際に起きた事件を題材にした、とても良い映画でした。物語はほぼ事実に沿って進みます。俳優たちの演技も素晴らしく、物語の結末は満足感があり、犯人の背景について考えさせられます。
- 本当の事件に興味があるなら、ドキュメンタリーを観たほうがよほどいいと思います。残念ながら、印象にも残らず、観ていてストレスが溜まるだけ。もう一度観たいと思うような価値はまったくありません。
- この映画を観るのを楽しみにしていましたが、セリフも説明的でくどく、まるであまり賢くない観客に向けて語っているように感じました。全体的には楽しめたものの、正直、もっと期待していたというのが本音です。
- これほど完成度の高いオランダ映画はあまり多くありません。ほとんどの俳優の演技もとても良かったです。ただ、いくつかのシーンは駆け足だったのに対し、他のシーンでは時間をかけすぎていたように感じました。全体的には本当に良い映画でした。
『iHostage』の評価は、そのリアルな描写が賛否両論となっています。
緊迫感があり引き込まれたという意見もあれば、実際の事件を忠実に再現したためドラマチックな演出が控えめで、物足りなさを感じる視聴者もいるようです。
国内・海外の批評サイトともに中程度の評価です。
Googleでは400以上のレビューが投稿されていますが、5点満点中2点以下とかなり厳しいレビューが多く投稿されていました。