2022年11月10日に配信が開始されたNetflixオリジナル映画「フォーリング・フォー・クリスマス」の感想を書いていきます。
多少のネタバレ注意です
Netflix 『フォーリング・フォー・クリスマス』作品情報
何不自由なく育ったホテル王の娘(シエラ)。クリスマスが目前となったある日、インフルエンサーの恋人との婚約が成立。しかしその直後に、事故で頭を打ち記憶喪失になってしまう。スキー場で小さなロッジを経営する男性の好意により、居候をしながら日々を過ごしていく。
- 個人的ジャンル:超ド定番クリスマス・ロマンティック・コメディ映画
- 時間:1時間35分
主演:リンジーローハン
- 1986年7月2日 年齢:36歳(2022年現在)
- 3歳から、約60本ものコマーシャルに出演。
- ディズニー社のテレビシリーズや映画に出演し、子役として活躍。
- 1998年『ファミリー・ゲーム/双子の天使』で映画デビュー、人気子役に。
- 2003年『フォーチュン・クッキー』が全米で1億ドルを超える大ヒットを記録。
- 全米を代表するティーン・アイドルに。
- 2004年MTVムービー・アワードでホストを務め、ブレイクスルー演技賞を受賞。同年開催されたティーン・チョイスアワードでは、映画部門の女優賞(コメディ部門)を含む4冠を達成。
- 2007年に「マキシム」誌が発表した「世界で最もホットな人物 TOP100」の1位に選ばれる。
- 私生活はかなり荒れており、お騒がせ女優としても有名。(wikipedia参照)
Netflix 『フォーリング・フォー・クリスマス』の評価・感想
ウルトラ超ド定番な「クリスマスロマンティックコメディ映画」
感想を一言で言うなら、見出しで想像できる通り「THE・見ても見なくてもどっちでもいい映画」。
「見た方がいい?」と言う問いに答えるなら「見ない方がいい」ではなく「どっちでもいい」と答えるのが正解な映画です。
本当に超ド定番なクリスマスストーリーで、意外性もオリジナリティも0に近い展開が続きます。
展開をザックリ説明するなら(ネタバレあり)下記の通り。
- わがままお嬢様が記憶喪失になる
- 庶民の家で居候生活を送る
- 人々との触れ合いの中で変わっていく
- お世話になっている男性と恋に落ちる
- 記憶が戻り元の生活に。。
- ラスト(どうなるかはお察しの通り)
これ以上、これ以下も無い映画です。
ただ、それらの要素が「ストレス無く見れる」という点では逆に良かったりも。。
陳腐な設定・展開が逆に和む。
少し酷評気味な感想を書いていますが『悪い映画』かと言えばそうでもなく、陳腐すぎる設定や展開が「逆に和む。ほんわかする。」といった感想も持ちました。
登場人物に性格の悪い嫌な人物は一切いないし、気持ちを鬱にさせるような不快な展開は一切ありません。
ストーリーも「これからこうなりそうだな。」と言うのが100%的中する超ド定番ストーリなため、なぜか妙な安心感を感じてしまう映画でもありました。笑
「流しておく」専用の映画なら最強
とても気に入った点を1つ挙げるなら、映画内の色がクリスマスカラーの「赤・緑・白」で統一されていて綺麗な所。
メインキャラの服以外にも、通行人や、手提げ袋や壁等小物の色まで、クリスマスカラーが配色されていて、若干テンションが上がります。
家族でみるなら退屈すぎるので「ホームアローン」等を見た方がいいと思いますが、
付き合い立ての彼女と初めて家で見る映画には、もしかしたらベストマッチするかもしれません。(見なくても良いという点も含めて)
「流しておく映画」としては、とても良い。
例えば、クリスマスに飲食店のモニターに流しておく映画としても最高峰かもしれません。
リンジーローハンの魅力はやっぱりすごいかも
前述してきた通り、映画のストーリー等に関しては「超ド定番」で目を見張るものは無いのですが、
主演の「リンジーローハンの魅力はやっぱりすごい。」と感じました。
容姿の美しさやスタイルの良さ的な魅力は、個人的には全く感じないのですが、何か不思議な魅力です。
記憶喪失前の「わがままお嬢様」的なキャラクターはハマり役で愛着を感じるほどだし、記憶喪失後の居候生活により、何の取柄もない自分に気づいていく姿も愛らしさを感じました。
ストーリーが進み、庶民の生活に馴染んでいくにつれ、記憶喪失前の煌びやかな生活をしていた頃より「どんどん綺麗に魅力的」になっていくようにさえ感じたのも不思議な感覚でした。
それは、リンジーローハンだからこそ感じられたのかもしれなくて、無名の俳優さんだと感じなかったのかもしれません。
演技力的な面は素人なのでわかりませんが「やっぱり人間力のある人なんだろうな。」と、言うのが素直な感想です。
まとめ
前述してきた通り、作品的には「薬にも毒にもならない映画」なのですが、それも逆によかったりする映画でした。
「クソつまらなかった」と酷評するような映画では無いとも思います。
ただ、「映画を楽しもう。」として、チョイスする映画では無いかもしれません。
映画館でお金を払えるレベルではないし、Netflixで月額料金の中で無料で見れるからこそ、成り立つ映画といった感じです。
映像も綺麗で、クリスマスカラーが画面の所々に配色されていたりもするので、クリスマスパーティ等の場でスクリーンに流しておく的な用途として使うなら、★5な相当良い選択肢になると思います。