2023年7月26日から配信が始まった、Netflixオリジナル作品『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』(英題:Missing: The Lucie Blackman Case)。
2000年、東京で姿を消した一人の英国人女性。
150人以上の被害者を毒牙にかけた卑劣な犯人を操作する警察を追ったドキュメンタリー映画です。
この記事では作品の情報や、見た人の感想などをまとめています。
◆配信開始
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) July 27, 2023
Netflixドキュメンタリー『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』(日本)
2000年、東京でひとりの英国人女性が姿を消した。
何百人もの被害者を毒牙にかけた犯人の卑劣な犯罪を浮き彫りにした、警察による執念の捜査を追うドキュメンタリー。#ルーシー・ブラックマン事件 pic.twitter.com/CvChGQ8kJc
『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』の作品情報
2000年に起きた英国人観光客ルーシー・ブラックマン失踪事件の波乱に満ちた捜査の内幕を、警視庁捜査一課の刑事たちのインタビューを通して描いた長編ドキュメンタリー。
『サムライと愚か者〜オリンパス事件の全貌』で日本の企業文化に鋭いメスを入れた山本兵衛監督が、事件解明のためにすべてを捧げた刑事たちと、捜査のあらゆる局面で彼らを翻弄した犯人の卑劣な犯罪を浮き彫りにしていく。
公開 | 2023年 |
製作国 | 日本 |
シーズン・エピソード | 1時間40分 |
監督 | 山本兵衛 |
吹替・字幕 | 日本語吹替なし・字幕あり(英語部分) |
日本だけではなく海外でもランキング入り
『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』は7月26日に配信。
2000年に起きた英国人観光客ルーシー・ブラックマン失踪事件の捜査の内幕を、当時の捜査に関わった警視庁捜査一課の刑事たちのインタビューを通して描いた長編ドキュメンタリー作品です。
この記事の時点では配信後3日経過していますが、日本の映画ランキングでは第5位となっています。
こういったドキュメンタリー作品がランキング上位に上がることはなかなか珍しいのではないでしょうか。
SNSを見ると、当時のニュースを見て覚えている人、当時はあまりよくわからなかったがこの作品で知って驚いたという人、全く知らずに視聴した人など様々な層に見られているようでした。
世界全体のランキングでも7月27日時点で第3位となっており、多く視聴されている様子。
7月24~30日の映画ランキングでは、アメリカでは6位、イギリスで2位、アイルランドで1位とかなりの視聴数を獲得。
下記は8月3日時点での「Netflix Top 10」のトップ10に入っている国のリスト。
これを見ても、欧米からの注目度の高さがよくわかります。
日本は記載されていませんが、トップ10に入っています。
この作品はタイトルにも「警視庁捜査一課」と入っている通り、警察の捜査にフォーカスした作品となっています。
映画を見てより深く事件を知りたくなったという方は、英紙ザ・タイムズの東京支局長であるリチャード・ロイド・パリー氏による、海外でも絶賛された「黒い迷宮 : ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」という本もおすすめです。
弊社制作のNetflixオリジナルドキュメンタリー「警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件」が7月27日付のNetflixのランキングで世界3位になりました!まだの方、この週末に是非ご視聴ください。 pic.twitter.com/1RrhzklrIx
— Take Ikeno (@RIDER_KID) July 28, 2023
『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』を見た人の評価と感想
映画やドラマの批評サイト「Filmarks」では、現在3.5点となっています。
実際の犯罪を描いたドキュメンタリー作品ということもあり、「評価なし」としている人も多いように見えました。
3.5
- うわーコレやるのか。Netflixスゲェな。
- 犯人自体より、警察の捜査がメインで、犯人の過去や動機やらの描写は無し 犯罪ドキュメンタリーとしては物足りない感じ
- こんな映画みたいな事件、日本で本当にあったとは驚き
- 捜査班の方々がプライドをかけて奮闘する姿が胸に響いた。
- 思わず見入ってしまうドキュメントでした。
- なんとなくしか知らなかったけと、こうゆう事件だったんだ、、、、、、、。
- 捜査員ってわりと被害者にガッツリ感情移入するんだな……ってなったし、精神的にかなりタフでないと壊れちゃいそうだなとも思った。
- 犯人の余罪の多さにドン引き。こんな事があっていいのか…
- 当時ずっと報道されてましたね。ルーシーさんや犯人について深掘りするというより、周囲の人や警察について深掘りしてました。裁判結果知らなかったので割とびっくり。
- あまりの怖さと胸糞の悪さに泣いたし気持ちが悪くなってしまった
- 壮絶なドキュメンタリーでした。天井のフックの意味がわかった時、あの刑事さん同様ゾッとしました。
- 警察の執念はすごいなと思ったけど、具体的な犯行内容や犯人のことは全く描かれていないので、なんともぼんやりした内容だった。不完全燃焼。
海外の評価
海外の批評サイト「IMDb」の評価は10点中6.4点。
「Rotten Tomatoes」は100%中75%となっています(視聴者の評価)。
全体的には良い評価と言えますが、警察側の視点が中心となっている作品のため、被害者や犯人についてあまり触れられていないことに不満を感じるレビューが多かったように見えました。
- この作品は、日本における性的逸脱と性犯罪の捜査の要となった在日英国人の失踪事件を扱った、非常によくできた説得力のある実録ドキュメンタリーである。
- ブラックマン一家の悲しみを忘れず、美しいルーシーに敬意を表し、他の親への警告となるよう、この映画は作られ、世界中で上映される必要がある。
- これは衝撃的で恐ろしい物語を扱った実録ドキュメンタリーである。刑事たちがルーシー失踪の真相をどのように解明していったかが詳細に描かれており、見る者を魅了する。
- 映画を見てよかったと思うのに、穴が多すぎる。フラッシュバックがあるかと思ったが、全くなかった。
- 30分でもう見ていられない。事実がない。誰も何も知らない。何が起こったにせよ、本質的なことは何も語られていない。