2022年6月24日から配信されているネットフリックスのオリジナル映画『マン・フロム・トロント』。
北米を含む多数の地域で公開直後から1位となるなど好評のアクション・コメディ作品。
日本語吹替・字幕あり。
前半はネタバレなし、後半からはネタバレありとなっていますので、これから映画を見る予定の方はご注意ください。
『マン・フロム・トロント』のあらすじ&PV
何をしてもうまくいかない販売コンサルタントのテディ・ジャクソン(ケヴィン・ハート)が、妻と休暇を過ごすために訪れたコテージ。
住所を印刷した紙の文字がかすれていたため間違えて違うコテージに到着してしまったテディでしたが、そこは同じ日にマン・フロム・トロント(ウディ・ハレルソン)と呼ばれる暗殺者が訪れるはずの場所でした。
暗殺者と間違われてしまったテディは、悪人たちやFBIとのいざこざに巻き込まれてしまうことに。
主演はケヴィン・ハートとウディ・ハレルソンの2人
主役のドジな販売コンサルタント、テディを演じるのはスタンドアップコメディアンとしても活動していたケヴィン・ハート。
彼の作品「ケヴィン・ハートのオレは無責任」「ケヴィン・ハートのアフリカ系アメリカ人の歴史」など複数のコメディショーもネットフリックスで配信されています。
そしてもう一人の主役でもあり作品のタイトルでもあるマン・フロム・トロントを演じるのは「ナチュラル・ボーン・キラーズ」や「ハンガー・ゲーム」で知られるウディ・ハレルソン。
監督は「ヒットマンズ・ボディガード」「エクスペンダブルズ3」のパトリック・ヒューズです。
【ネタバレなし】『マン・フロム・トロント』の感想
かなりオススメ!
テンポも良くわかりやすい展開で、気軽に見れて笑える映画です。
殺し屋であるマン・フロム・トロントとだんだん仲良くなっていくのが見ていて楽しいです。
コメディタッチな作品なんですが、アクションもしっかりしていてカメラワークや演出も迫力があって楽しめました。
アメリカ各地、プエルトリコなど場所もどんどん移り変わるため見ていて飽きることはないでしょう。
全体的にコメディタッチで楽しく見れるので家族や友達と見るのもよさそうです。
ただ、クライマックスで画面が激しく点滅するシーンが数分続くので、苦手な人は気を付けた方がいいかもしれません。
気にならない人も多いと思いますが、
僕はそんなに苦手な方ではないはずなんですが見終わった後少し気分が悪くなりました(^ ^;)
ちなみに、終盤では元NEWSの山Pこと山下智久さんも出演されていることでも話題となっています。
結構お金もかかっていそうな作りでしたが、グローバルTOP10でも各国で1位を取っているのでかなりヒットしていると見ていいでしょう。
もしかしたら続編もあるかもしれませんね!
個人的にはぜひ見てみたいです。
ここから先はネタバレありです。まだ見ていない方はご注意ください。
【ネタバレあり】『マン・フロム・トロント』の感想
序盤のあらすじ①
自分で考案したいくつものフィットネス商品を自宅のガレージで撮影しているテディ。
しかしどれもパッとしないような商品ばかり。
このシーンがわりと続くので最初は「あれ、微妙な映画かな?」と思いました 笑
そこから場面が切り替わり、もう一人の主役である殺し屋マン・フロム・トロントの登場シーンへ。
依頼された仕事である、ある男の尋問に向かいます。
「いくら脅しても無駄だ」という男に向かって、自分の自己紹介をしつつ脅すと男はあっさり自白 笑
また場面が変わりヨークタウンのテディの家へ。
妻であるロリの誕生日にバージニア州オナンコックのコテージを予約したから、今夜出発しようと話すテディ。
ロリとの会話や仕事先のジムでのやり取りなどから、テディのダメダメっぷりがしっかり描かれます。
オナンコックに到着したテディとロリ。
ロリを先にスパで降ろし、コテージへ向かうテディですが印刷したコテージの住所がうまく読み取れません。
詳しい住所が分からなかったテディは、間違ってマン・フロム・トロントが仕事で訪れる予定のコテージへ来てしまいます。
テディをマン・フロム・トロントだと思い込んだ悪党に迎えられ、「仕事をやってもらう」と男といっしょにコテージの地下へ降りるテディ。
地下で拘束されている男を尋問しろと言われうろたえるものの、なんとかバレずに男に自白させることに成功します。
仕事をこなしホッとしたのも束の間、そこに閃光手榴弾が投げ込まれFBIが突入。
銃撃戦となるものの、なんとか無傷で逃げだしたところをFBIに拘束されることに。
序盤のあらすじ②
FBIの取り調べに対して「オレはマン・フロム・トロントなんかじゃない!ヨークタウンのバカだ!」と弁明するテディ。
FBIには信用してはもらえたものの、悪党たちはコテージに着いた時のテディの写真をボスであるベネズエラの元大佐マリンに送っていました。
そのため、マリンはテディのことをマン・フロム・トロントと思い込んでいるという。
FBIを恨み復讐を企んでいるというマリンを捕まえるため、マン・フロム・トロントのふりをして協力して欲しいというFBI。
「妻と誕生日過ごすからイヤだ!」と断ったテディですが、FBIが自分の借金を代わりに返してくれるという条件で仕事を受けることに。
同じ頃、本物のマン・フロム・トロントもテディの足取りを掴んでいました。
FBIとともにワシントンDCで敵のボス、マリンの妻と会うテディ。
そのまま連れ去られ、空港でプエルトリコ行きの飛行機に乗せられますが、そこに本物のマン・フロム・トロントが登場。
ここで初めて出会った2人。
テディはそのままマン・フロム・トロントの仕事を手伝うことになってしまい…。
といった感じのストーリーで物語は進んでいきます。
見終わった感想
序盤の展開が終わった後、マン・フロム・トロントの依頼人ハンドラーが雇ったもう一人の殺し屋マン・フロム・マイアミなどの襲撃を受けるなど、様々なピンチを2人で乗り越えるうちになんとなく仲良くなっていく2人。
とにかくケヴィン・ハートと、ウディ・ハレルソンがバッチリ役にハマっていてとても楽しい映画でした。
物語の終盤にかけて出てくる暗殺者たちの名前がマン・フロム・モスクワ、マン・フロム・バンクーバー、マン・フロム・タコマ、マン・フロム・トーキョーなど安直なネーミングのわりに結構キャラも立っていて面白い。
ボクシングジムでのアクションシーンもコミカルながら見応えがあります。
テディが普通に殺し屋たちと渡り合っているのは笑えました 笑
マン・フロム・トーキョーを元NEWSの山下智久さんが演じていますが、最後にちょっと出てきてすぐ退場してしまいます。
レビューサイトでは彼のファンと見られる人から、もっと見たかった、扱いが雑すぎるなどの意見も見られました。
日本だったらありえないと思いますが、これがハリウッドデビューらしいのでそのわりには印象に残る役だったんじゃないかな?と思います。
今後もいろいろな映画で見られることを期待したいですね。
ネタバレなし感想の方にも書きましたが、終盤の工場のシーンで画面が激しく点滅するシーンがあるので苦手な方は気を付けてください。
僕はちょっと画面を見ていられないくらいでしたが、Twitterやレビューでは特にそういった意見はなかったのでほとんどの人には気にならないくらいかもしれません。
元々この映画はマン・フロム・トロントの役をジェイソン・ステイサムが演じる予定だったそう。
ステイサムが演じていたらもうちょっとハード寄りな物語になっていたのかなとも思いますが、個人的にはウディ・ハレルソンが演じたマン・フロム・トロントにもコメディ寄りの展開にも満足ですしこれ良かったんじゃないかな、と思います。
いや~面白かった!
終わり方を見ても続編を作ろうと思えば作れそうな感じだったので、作ってくれたらうれしいですね。
タイトル | マン・フロム・トロント |
公開 | 2022年 アメリカ |
時間 | 112分 |
監督・脚本 | パトリック・ヒューズ(監督)、ロビー・フォックス(脚本)、クリス・ブレムナー(脚本) |
出演 | ケヴィン・ハート、ウディ・ハレルソン、ケイリー・クオコ、エレン・バーキン、メラニー・リバード |
日本語 | 吹替・字幕あり |